Company 185 Percello
Percello
fabless semiconductor
世界的に 3G が普及し始めている。3G が普及する条件というのは、技術的にもいろいろある。政府の認可、費用対効果、携帯端末の普及状況等、莫大な資金を投入しようがどれほどインフラが整おうが、技術的に整備されようが、普及しないことが多い。ごくごく当然の話であるが、3G 端末が普及しても、3G 上でビジネスを行うことができるようにはならない。
今回紹介するのは、Percello 社である。UMTS フェムトセルバックホールアーキテクトカンパニーである。(HPの会社紹介の直訳)
簡単に説明すると、 3G 以降の HSDPA / HSUPA / HSPA+ / LTE といった今後、通信環境下をを支える技術の一つになる フェムトセル (femtocell) 市場周辺に向けて、低電力下で高いパフォーマンスを実現するデジタルベースのプロセッサーの SoC 化に成功している。
詳しく知りたい方は、こちら
WirelessnetDesignline が報じているところによると、2009年前半ごろから同社のチップが市場に大量投入され始めるようである。
こうした技術、半導体、ソリューションなどが組み合わさり、市場に投入されていくことによって、3G 上での具体的なビジネスが構築可能になっていくのだろう。
Percello 社は LSI、通信業界でキャリアを積んだ、CEO の Shlomo Gadot氏、R&D 部門 VP Rafy Carmon氏 PM部門 VPの Yoav Volloch 氏の 3 氏によって 2007 年に共同設立された会社である。
Siano といい、Discretix といい、RedBend といい、モバイル業界の世界展開をする会社がよくもまぁポンポンと生まれてくるものだ。恐らく、世界展開をしている会社から、技術的な需要や情報収集を行うことで、次の世界展開をする会社が、また生まれてくるのであろう。
Source:Israeli startup targets femtocell baseband
参照:Percello HPより
( 2008 年 8 月 16 日 )
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