Company 184 LogiaMobile

katouseiji2008-08-16



LogiaMobile
Mobile Contents Solution


本日紹介する LogiaMobile 社は、世界的に有名なモバイルコンテンツのソリューションを提供する。マーケティングから、CMS、アプリケーションまで、テクノロジーのプラットフォームを含んだコンテンツソリューションを提供する。


主に、モバイルビデオのSNS動画共有サイト、Web/WAP/HTML のプラットフォームなど 3G普及に伴った、動画の CGM などを管理する際、 LogiaMobile 社のソリューションが提供されている。


少なくとも、日本は世界のどの地域よりも、モバイル先進国である。ただ、日本以外のモバイル ISP にとっても、携帯電話の加入者が頭打ちが予想される今後、APRU をあげることは、効率的に行いたいものだ。


LogiaMobile 社は、動画配信環境下における配信、コンテンツ管理、マーケティングを行うためのトータルソリューションを提供することで、モバイル ISP にとって、APRU をあげれるだろうとしている。


設立は 2004 年。今後、世界的に携帯向けコンテンツの市場拡大が見込まれているが、(下記リンク参照)それに伴い、動画関連市場の拡大も予想され、こうしたソリューションの需要は、ますます高まるであろう。


Forecast: Mobile content and services $150B by 2011


個人的には、コンテンツホルダーよりも、ソリューションかプラットフォーム側の方が強くなってくる気がしている。簡単な話、コンテンツは、代わりのキラーコンテンツを持ってこれるが、独自のソリューションの場合、その技術がない場合は、ビジネスそのものが成り立たなかったりする可能性が大いにある。


技術的に優れているのかということと、ビジネスを行える技術であるのかということは、別の次元である。


iPhone等に関しても、UIの開発などをやる会社は一時的に儲かると思う。ただやはり、iPhoneというプラットフォームに向け、プラットフォームを提供する会社側 or 技術に主導権が移っていくと思う。


キラーコンテンツを持っていれば、儲かるというのは、そもそも、テレビ等のマスメディア時代の一方向から大量に流し続ける時代の構造である。


この流れは、もはや終わりに近づき、コンテンツだけでなく、技術的にも双方向での通信が可能になったことで、コンテンツを流すだけでなく、コンテンツをどう生成するか、管理するか、課金するか、リアルのメディアに繋げていくのか、が今後のビジネスの主流となっていくと予想している。


( 2008 年 8 月 16 日 )
English Here