Japan’s CSK to invest in Israel


Japan’s CSK to invest in Israel


イスラエルの複数の現地メディアが伝えたところによると、日本において海外のハイテク企業や、生命科学分野のスタートアップ企業へ投資をしている CSK Venture Capitalイスラエルでの投資活動ことを行うことを、2007 年 10 月に発表した。Amoral Halevy 氏によると、今年度で 1,500 万ドル、翌年以降 の 2 年間で 8,000 万ドル以上の投資を見込んでいると。


彼が伝えたところによると、どうやら CSK Venture Capital は 1 億ドル、ファンドから投資するようである。また、日本とイスラエルの相互貿易額が 2006 年 23 億ドルに届いたことなどからも、ここ数年で、イスラエルが日本経済から再び注目を集め始めていると伝えている。貿易総額等の年度毎の資料が見つからないので、この辺りは不明である。不確定な情報よりも、正確な統計情報だけがわかるデータベースなり、検索エンジンが欲しい。そう思うと、同じ記事の引用などはこの世界では、何も意味もなさない。少なくとも、違う側面とかを伝えないと意味がない。


ただ、今年とイスラエルの日本企業の取り組みを見ると、2007 年 1 月、三井物産イスラエル航空工業が合弁事業を行っていくことを発表。2007 年 3 月には NTT西日本−沖縄は、Alvarion 社の無線通信インフラを沖縄諸島に展開していたようだ。2007 年 4 月川崎汽船が、東南アジアと、イスラエルを結ぶ運搬サービスを開始。同月、カプセル型内視鏡の Given Imaging と、フジノンが戦略的提携契約を締結している。2007 年 7 月には、サン電子が、イスラエル Cellebrite を子会社化、翌月日立コムと Alvarion が WiMAX 分野で協業していくことを発表。以前にも紹介した、SHARPACCESSが、Emblaze mobileと次世代のモバイル機器開発に関する契約を結ぶなど、報道は皆無だが、イスラエルと日本の企業の繋がりは私の想像よりは多い。この辺りは、過去遡ることと今後の動き等を体系的にまとめていくことで、ある程度しっかりしたものになってくると思っている。


話は戻り、CSK は 2007 年 7 月現地のスタートアップ企業を 25 社ほど回っていた。CSK Venture Capital Managing Partner の金野氏は、さらに数ヶ月イスラエルの企業を回ったようである。


彼が伝え、私が直に確認したところによると、CSK Venture Capital は現地の Horizon Semiconductor への投資を決めたようだ。金野氏はイスラエルの高いイノベーション力に注視し、それらは十分な投資対象にあたると確信しているようである。とまた、CSK Venture Capital は、イスラエルのテクノロジーへの共同の投資を通して日本でイスラエルの会社の間で相乗効果を増やすことを望んでいるようである。


先端開発のイスラエルと製品化がうまい日本と共存ということでは、SHARPACCESSの、Emblaze mobile との契約などにあるように、半導体分野のこういった日本企業とイスラエル企業の取り組みに注視していきたい。1990 年代活発であった、商社とイスラエルのつながり以上に、現地に乗り込み現地のスタートアップ企業とジョイントを組んで、活動していく日本の企業の活動にも注視していきたいと思う。


(参照:http://www.jetro.go.jp/biz/world/middle_east/il/news/2007.pdf)

Emblaze Mobile teams with Sharp, Access on new device : http://d.hatena.ne.jp/katouseiji/20061216


( 2007年 12 月 23 日 )
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