Gigalinx in Hitachi Kokusai Electric Inc.


Gigalinx in Hitachi Kokusai Electric Inc.


今年 10 月のイスラエルの Emblaze Mobile と日本の SHARP と 組み込みソフトの世界的なリーディングカンパニーである Access 社が、次世代のモバイル機器開発に関する契約に続き、2007 年 11 月 6 日イスラエルのスタートアップ企業で、イーサネットビデオストリーミング技術の GigaLinx 社と日立国際電気はライセンス契約を結んだ。( 日本では未発表 2007 年 11 月 8 日時点) イスラエルではライセンスベンチャーがここ最近増えてきた。同社が得意とする Gigabit Ethernet 関連での契約。契約は数百万ドルと見られる。


GigaLinx CEO Yoav Neuman氏 は
“The agreement with Hitachi Kokusai is another confirmation of our strong position as a leading supplier of GigE connectivity solutions."
と発言しており、イスラエル企業にとって、日本は技術力が高く市場がある国は彼らにとっては、つき合う価値が高い国だという認識もあるだろう。


日立はイスラエルとの豊富なネットワークを持つ、2007年8月7日、日立コミュニケーションテクノロジーイスラエルAlvarion Ltd. は、モバイル WiMAX 技術を用いた広帯域移動無線アクセスシステムの共同開発で合意もしている。他にも、日立ハイテク
( http://www.alvarion.com/presscenter/pressreleases/134010/ )


イスラエルの通信関係を中心にハイテク理論をそのまま製品化してしまうのは流石だ。ただ、背景には国内市場がないため、ユーザーサイドに立つ必要性がないことで、開発も彼らの理論が優先されていくのだろう。日本では、どうしても市場先導型の開発になってしまう。理論をそのまま製品化できることがそのまま彼らの強みとなっていると思う。日本とイスラエルは、研究開発分野にも相互補完できる関係にあると思う。この辺は、日立の開発担当の人に直接聞いてみたい。


韓国の Samsungイスラエル半導体スタートアップ企業の TransChip を買収している。同社は TransChip 社をそのまま子会社化し、R&D の拠点とする。韓国もイスラエルと同様に、国内市場が限られている。日本のナショナルカンパニーとのイスラエル企業との契約とは違い、両者の思惑が一致し、世界戦略の R&D 拠点の一つとするのだろう。日本はイスラエルを R&D の拠点と捉えるのはもちろんだが、彼らと連携し、その製品をいち早く市場に投入することができる国なので、Samsungとは別の戦略となる。日本の他の多くのナショナルカンパニーに比べたら、日立 や Sharp は、この辺りをしっかりと認識しており、的を得た戦略をとっていると思う。


(Source : Globes )
( 2007年 11 月 8 日 )
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